1969年に、ホイヤーは初の自動巻きクロノグラフ・ムーブメント、“キャリバー11”を発表しました。この新しいムーブメントを搭載するために、ジャック・ホイヤーはほかのモデルとは意匠の異なる時計を必要としていました。彼がブルーのダイアルを装備したスクエア型ケースを選んだのは、そのためです。リュウズはケース左側にセットされており、巻き上げが不要であることを示していました。驚くべきことにこのオリジナル・モデルは、当時のスクエア型ケースとしては珍しい防水仕様でした。モナコはこうして誕生したのです。そして、スティーブ・マックイーンが映画「栄光のル・マン」でこの時計を着用し、モナコをアイコンへと導いたのです。