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天文複雑時計

時刻に加えて、日付けを表示するのがカレンダー・ウォッチです。一般的には、日付けと曜日、さらに月を表示します。 シンプルなカレンダー・ウォッチは常に31日まで表示するため、小の月と、2月末の年5回、手動で修正する必要があります。

永久カレンダー・ウォッチは、大小の月、さらに閏年の2月29日を含むすべての月に対しても無修正で正しい日付けを表示します。この卓越した性能を持つムーブメントには、丸4年(1461 日)分のプログラミングが組み込まれております。

通常カレンダーの周期は、4年に1回の閏年で調整を行います。これに対応した時計は複雑な永久カレンダーと呼ばれます。しかし、これだけでは修正しきれない“ずれ”は、西暦が100で割り切れ、400で割り切れない年は(閏年ではなく)平年とすることに定められています。つまり、普通ならば2100年、2200年、2300年などは閏年のはずですが、この規約によって平年となります。このような例外までを考慮して製作される時計はさらに複雑な機構を備えており、センチュリー・カレンダーと呼ばれます。

ムーンフェイズ・ウォッチはその月の満ち欠けを文字盤上に再現したものです。 実際の月の周期は29日12時間44分2.8秒ですが、最も単純なムーンフェイズではその周期は29.5日です。このため、約2年7か月に1日の誤差が生じることになりますが、 精度の高いアストロノミカル・ムーン機構を採り入れた場合には約29日12時間45分となり、誤差は約122年に1日しか発生しません。

均時差(イクエーション・オブ・タイム)とは、時計に表示される時刻(平均太陽時)、つまり太陽が年間を通して一定の速さで動くと仮定し、そこから割り出した“見かけの時刻”と、太陽の位置から割り出した正確な視太陽(真太陽時)との際を表したものです。秒単位の差異が発生し、その差は毎日変化します。そして時計の中には、この均時差を表示する複雑時計も存在します。

特定の場所における日の出と日の入りの時刻は、補助ダイアル上の専用針で示されます。

天体暦とは、その年ごとの日々の惑星の位置を示す天文学的な表示です。一般には、これらの表示は天球を表す回転ディスクに表示されます。

恒星時は、春分点との時角として定義されます。春分点が子午線を通過する時、その場所の恒星時はゼロになり、地球が春分点と比較して東経15度回転するごとに1恒星時間増加します。恒星時は、文字通り恒星の時間であり、太陽の時間ではありません。太陽の軌跡により、2つの連続する正午の間隔が一般的な一日の24時間を定義する一方、恒星は異なる一日を定義し、太陽時間では23時間56分にしかなりませんが、恒星時間では24時間になります。特に高級な時計の中には恒星時を示すものがあります。

漁師やヨット操縦者に便利なものとして、タイド計を備えた時計は、特定緯度での満潮と干潮の時刻を示します。